遠野班
2月
29

復興への大きな一歩 復興食堂

今日はお昼に大槌町にある復興食堂に行きました。

<写真1>復興食堂の入り口

復興食堂

 

私は、大槌名物の鮭とイクラをふんだんに使った、おらが丼をいただきました。新鮮なので、すごく美味しかったです。

<写真2>実際に私が食べたおらが丼(おれらの丼)

おらが丼

 

そこでこの食堂を立ち上げた、一般社団法人「おらが大槌夢広場」の小川さんに話を伺いました。この法人では、研修ツアーや企業から派遣された方の案内役をされているそうです。また小川さんは以前、住宅関連のお仕事をされて、東日本大震災を機にこの食堂を立ち上げられました。

今この土地には建物が建てられないそうです。なぜなら復興計画がまだ決められていないそうです。まだ行政が追いついていない象徴だと思いました。でも私が夏に大槌町に行ったときには、復興食堂はなく、町の大きなショッピングモールが被災して悲惨な状況でした。しかし今日行ってみると、そのショッピングモールは再開され、実際に買い物をすることができました。また通り道には仮設のコンビニなどもあり、復興が進んでいることを実感でき本当に感激しました。大槌町に入った瞬間、復興の兆しを感じとれ、喜びでいっぱいでした。地域の方も前向きに進んでいることがわかり、あの津波を経験しても、またここに住みたいと言っておられました。復興食堂の方はみなさん笑顔で、あたたかい方ばかりでした。私は全力で応援したいと思います。

この食堂には復興支援として、浜のミサンガやチョコボを販売しています。これをもっと販売範囲を広げることや、多くの方に知って貰うことで大槌を知り、大槌町の復興につながると私は考えます。

2月
29

岩手二日目

岩手二日目!

厳しい寒さがなかなか僕を布団から出してくれませんでした…。

今朝は遠野駅で八時の電車で出発し、釜石駅まで行きました。遠野駅から乗る際、丁度通学途中の高校生をたくさん見かけました。この寒さだから何か特別な防寒をしているのかと思い注意してみましたが、特に関西の高校生と服装などの違いはなく、やはりこれは極寒の地に生まれ育ってきた人たちの「慣れ」なのかと思いました。

その後約1時間電車に揺られ続けている間、電車内から見える景色は一面雪景色でした。普段大阪であらゆる建物や酔い潰れている人々を見ている僕にとってまるで、天国のようでした。

写真は遠野から釜石までの電車内からの画像です。

雪景色

そんなこんなで釜石駅に到着。これからお世話になる桐山さんと合流し、釜石、大船渡、陸前高田を案内してもらいました。

釜石駅を出て数分すると、「津波浸水予想区域」を示す掲示板をちらちらと見かけるようになりました。結構大規模な仮設住宅も見られ、未だに入居者でいっぱいのようです。

リアス式海岸が目に付くようになり、その辺りでは少し海岸から離れた高いところに家が建てられているのを車内から発見しました。桐山さんの話によると、三陸津波の経験から以前よりも津波を避けるために高い場所に家を建設し、東日本大震災の津波から逃げることができた人も多くいたそうです。

さらに海岸沿いではホタテなどの漁業が少しずつ再開し始めているとのことです!!しかし、漁業に出る漁師さんだけが活動を再開できても、その仲買人や、加工する場所・機械・人、運送するトラック・人など漁業に関わる全ての面で回復できないことには漁業の復興はありえないという点が大切です。