作業の必要性
3月9日(金)は清掃部の活動に参加させていただきました。この日は気仙沼に来て一番肉体的にハードな日となりました。清掃部は主に民家の瓦礫の片づけや壊れたアパートの解体などの仕事をしています。
活動内容は伐採した竹を軽トラックでがれき置場に持って行くというものでした。竹の量が非常に多く、現場と瓦礫置場を何往復もしました。
写真ではわかりにくいですが大量の竹がありました。
これらをトラックで運びます。
瓦礫置場。ここでは種類別にごみが分別されています。
私は、この時、なぜ竹の回収をするのかという疑問を持ちました。確かに竹の回収は必要なことかもしれません。しかし、今回瓦礫置場にあった竹は震災前からもともと同じ場所に生えていて、震災後も変わらない状況のものです。瓦礫の片づけなどの作業は無料で行われるのでそれに乗じて庭の草刈など、震災の被害とは直接的には関係ないと思われる様々な作業を依頼する人がいるそうです。これは非常に難しいことだと感じました。どの作業が必要であるか、そうでないかを判断するのは非常に難しいからです。このような問題についてももっと考えなければならないと感じました。






一年経った今でも瓦礫置場があることには正直驚きました。でも、これらの活動が被災者の方のためになっていくと思うと、ハードな活動でも頑張れたのではないかと思います。石居さんのように作業に疑問を持つことも大切ですね。そのような疑問をもって活動していたのであれば、みて分かったことはもっとあったのではないかと思います。それを以後も大事にしてください。