3月
6

新聞スクラップの修繕

Category 遠野班     Tags
  • Clip to Evernote
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旧遠野市役所で遠野文化研究センターが、「三陸文化復興プロジェクト」の一環として行っている、大槌町立図書館で津波にのまれ、泥だらけになった新聞スクラップの洗浄のお手伝いのボランティアに行ってきました。

遠野文化研究センターは、もともと東日本大震災の発生前にその名の通り遠野の文化を研究するために設立された機関だったのですが、震災後は文化の面で復興の手伝いをすることを決め、現在は、 

①全国から寄付されてきた本を仕分けて、被災した小・中学校や図書館に要望のあった本を送る。

②大槌町の図書館に保存されていて津波にのまれて、濡れて泥まみれになった町議会資料、議事録などの重要な資料や新聞のスクラップなど、主に「ここでしか手に入らない貴重なもの」の乾燥・洗浄・修繕

 という、大きく分けて2つの作業に取り組まれています。

 

今回私は、新聞スクラップの泥を落として、新しいスクラップブックに張りなおすという作業のお手伝いをさせていただきました。

 三陸文化復興プロジェクト(献本活動・文化財レスキュー)三陸文化復興プロジェクト

元のスクラップブックと張り替えた新しいスクラップブックスクラップブック

まずスクラップブックから記事を一枚一枚丁寧に剥がし、付着している固まった泥をヘラやハブラシを使ってきれいに落とします。泥は意外と簡単に落とすことができます。

そのあと新しいスクラップブックに記事を張りなおすという単純な作業なのですが、地道で大変な作業でした。やはり一度濡れてしまっているので、ページ同士がくっついていて、1ページとばして張り替えるなどのミスに気を付けなければならないので、かなり神経を使います。

前回のボランティアの方が一冊の3分の1を張り替えられていた分を担当したのですが、約5時間の作業で、やっとその1冊を完成させました。

 

作業が終わった後は、津波で汚れてしまった本の洗浄作業を教えていただいたり、送られてきた本の仕分け方などを詳しく教えてもらいました。

 作業場の様子作業場

 ちなみに、今まで約25万冊の本が全国から送られてきていますが、まだ仕分けられたのは半分ぐらいだそうです。

 

最後に、献本の際の注意事項として遠野文化研究センターの方は、雑誌や百科事典など、情報が古くなってしまう可能性のある本や、文庫本、汚れた本、名前の書いてある本、あまりにも古い本などは受け取ることはできないということ、「いらないからどうぞ」と添えられている本はたいていこちらもいらない本なので、「読んでほしい」と思う本を送っていただきたいということを仰っていました。

 

 

1 コメント “新聞スクラップの修繕”

  • 前原 慎吾 2012年3月30日 3:42 PM

    とても気が遠くなる作業ですね。ですが、こうした活動こそ復興に向けての大切な活動の1つだと思いました。それにもかかわらず処理に困った物を被災地に送るのは、ありがた迷惑ですね。こうした小さな問題も社会に伝えていく必要がありますね。