3月
13

ボランティアしながらの合宿免許という制度

Category 遠野班     Tags
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3月13日 今日は、被災地での活動初日でした。山里ネットさんの案内により、陸前高田のドライビングスクールに行ってきました。ドライビングスクールへの依頼は、「合宿免許とボランティアをセットにすることができないか」というお話でした。

【写真1:陸前高田ドライビングスクールの様子】

このプランのターゲットとして考えているのは、大学生ということで、会議に参加させていただいた際は、大学生の目線で見た時の意見を求められました。陸前高田ドライビングスクールでは、以前にこのプランで募集をし、実際に10人弱の方が参加されたそうです。その企画を通して社長の田村さんが感じたこととして、このプランに参加する大学生の意識レベルに差があることだそうです。

 

つまり、ボランティアをしたいと考えている上で免許がないからとりにいくという考えの人と免許をとりたいと考えた際、ボランティアがオプションとしてついているという考え方をしている人の2種類がいるということです。 今回お話を聞いていてとても印象に残ったのは、ボランティアに対する意識の異なる人が被災者の方々にどういう印象を与えるのかという点です。 話の中で、ボランティアを大学の授業の単位の一環としたらどうかという話がでました。ボランティアのニーズがある側としてはそれだけ多くの人にとにかく来てもらいたいのだという印象を受けました。つまり、支援を受ける側としては、どんな意識を持ってボランティアに来ても、とりあえず来てくれたら助かるという感じでした。

 

この時、正直に言うと残念に思いました。確かにボランティアというと支援する側という捉え方になりますが、私は支援する側とされる側という関係の上で何かの作業を行うのはあまり良いことだと考えていないからです。今はニーズに答えるという形で行なっていますが、どこまでがそのニーズと言えるのかという問題も上がってくるからです。ボランティアという捉え方が共に考えた上で必要とされた作業に共に取り組んでいくことが重要なのではないかと思いました。

【写真2:高田自動車学校の田村社長との写真】

毎年、関西大学の学生にこのプランへの募集をして、より多くの方に被災地へ来る機会をつくっていけたら良いなと思いました。やはり、ニュースで“見る“のと実際に行って”感じる“のは本当に違います。多くの方に、こういった取り組みが広まれば良いなと感じました。

2 コメント “ボランティアしながらの合宿免許という制度”

  • 前原 慎吾 2012年3月17日 11:03 AM

    自動車免許とボランティアをセットにするというプランは、今までにない発想ですね。しかし、もしそのプランの対象者、つまりターゲットが他県の人であるならば、このプランは難しいと思いました。その理由は、近くの県ならば可能かもしれませんが、関西などの遠い県では、このプランはあまり参加しないと思います。これからはこのプランをどのような人をターゲットにするかが課題ですね。

  • 西村弘 2012年3月19日 5:48 PM

     あらめて、ボランティアって何、という問題を感じますね。「支援するー支援してもらう」というだけの関係なのだろうか。「支援してもらいたいことが一杯ある、支援するひとが少ない、単位をあげたら」という発想は、確かにどうなんでしょうかね。きっかけとしてはそれもあるので、一概に否定しません。けれども、ボランティアが自発的意志で行う「目的=やりたいこと」ではなくなり、単位をえるのが目的で、ボランティアはその手段となるようにも思います。
     でも、ボランティアはけっして「犠牲」ではなかろうと思います。ボランティアをすることによってなにか「対価」を得るのではないでしょうか。お金では買えない何かをうまく提供することができれば、お互いにとって幸せだと思いますが、さて、その工夫はどのようなものがあるでしょうか。